こんにちは、トラックドライバーのikuzo(いくぞう)です。
2024年問題が間近に迫った今、トラックドライバー不足はますます深刻化しそうですよね。
しかしドライバーの労働環境が改善して、人手不足から給料もよくなれば
トラックドライバーになろうかなと考える方も増えてくるのではないでしょうか。
そこで今回は、どんな人がトラックドライバーに向いていて、どんな人が向いてないのかを紹介したいと思います。
これからトラックドライバーになろうとしているあなたがこの記事を読んで、もしトラックドライバーに向いてなくても落ち込むことはありません。
人間は変わることができるので、トラックドライバー向きの意識や行動に変えればいいだけの話です。
それではいってみましょう!
トラックドライバーに向いてる人
トラックドライバーに向いてる人
運転が好き・ドライブが好きな人
安全意識が高い人
体力のある人
注意力のある人
我慢強く気の長い人
自己管理のできる人
1人で仕事がしたい人
車の中で寝れる人
全国いろいろな場所へ行ってみたい人
運転が好き・ドライブが好きな人
当たり前の話ですが、トラックドライバーはトラックを運転することが主な仕事です。
そのため、車の運転が好きな人でなければトラックドライバーは勤まりません。
- 運転することが好き
- 人より運転が上手だと思う
- 休日はいつもドライブしている
こんな人がトラックドライバーに向いてる人です。
安全意識が高い人
これもまた当たり前の話ですが、トラックは荷物を運ぶための車です。
その荷物もだた運べばいいわけではなく、安全・丁寧・確実に運ぶ必要があります。
またトラックは大きいだけに、乗用車に乗る時以上に周囲にも気を配る必要があります。
自分のトラックはもちろん、周りの車も安全に通行できるように配慮のできる人がトラックドライバーに向いてる人です。
体力のある人
トラックドライバーは、体力勝負の仕事です。
自分の力で荷物の積み降ろしをすることもありますし、長時間の運転は体力を使います。
トラックドライバー未経験の人は、最初はとても疲れると思います。
私は小さいトラックは乗らずに、いきなり大型トラックに乗って長距離の仕事をしたので最初の2~3ヵ月は本当に疲れて、休日はひたすら寝てました。
しかし仕事にも徐々に慣れてくるので、よほど体力のない人を除いては、それほど心配しなくても大丈夫です。
注意力のある人
運転はもちろん、荷物を壊さないようにしたり、配送先を間違えないようにするなど
トラックドライバーは様々なところへ注意を払う必要があります。
注意力不足で何度もミスをすると、会社や荷主からの信頼を失います。
これからドライバーになる人は、運転も荷物の取り扱いもミスの許されない仕事だということを肝に銘じるようにして下さい。
我慢強く気の長い人
思わぬ渋滞や通行止めに巻き込まれて何時間もその場所で動けないなんて時もあります。
私も高速道路の本線上で6時間以上まったく動けなかったり、大雪の影響で同じサービスエリアに36時間いたこともありました。
また、荷物の積み降ろし場所で待たされることも日常茶飯事です。
我慢強く待てる人がトラックドライバーに向いてる人です。
荷待ちの時間は有効に使いましょう!
自己管理のできる人
前述しましたが、トラックドライバーは体力をとても使う仕事です。
常にベストコンディションで仕事ができるように、体調などを自己管理できる人がトラックドライバーにふさわしい人です。
また、トラックドライバーは毎朝の点呼でアルコールチェックが義務付けられています。
そこでアルコールが残っているとトラックに乗務することができなくなり、仕事に支障をきたします。
トラックドライバーはアルコールを飲む時も、飲む量や時間を自分で管理しなければなりません。
1人で仕事がしたい人
トラックドライバーは基本的に1人でこなす仕事です。
- なるべく上司の顔は見たくない
- 1日中、事務所にいるのは嫌
- 共同作業は好きではない
という人にはもってこいの仕事です。
トラックの運転中はラジオや音楽を聴いたり、考えごとをしたりと自分1人の時間をもてるのは、
トラックドライバーのメリットのひとつです。
ただし1人で仕事をするということは、何かあるとすべて自分の責任になるということも覚えておいて下さい。
車の中で寝れる人
長距離トラックの実情を知らない方は、トラックドライバーが夜どこで寝ているか知らない人もいると思います。
長距離トラックドライバーは運転席の後ろにある細長いベッドで寝ることがほとんどです。
夏の暑い時期や冬の寒い時期はエンジンをかけたまま冷暖房をつけていてもよい会社がある一方、アイドリングが禁止されている会社もあります。
(トラックにはデジタコという物がついていて、エンジンのON・OFFは記録に残ります。)
環境に左右されずに寝れる人でないと長距離トラックドライバーは勤まりません。
全国いろいろな場所へ行ってみたい人
長距離トラックドライバーになると全国あちこちへ行けます。
私もこの仕事を始めてから、初めて中国・四国地方、九州地方へ行きました。
プライベートではなかなか行けない場所を訪れることができるのは、トラックドライバーの魅力の一つです。
私は鹿児島から旭川まで一般道を走ったこともあります。
なかなかこんな経験はプライベートではできませんね。
トラックドライバーに向いてない人
トラックドライバーに向いてない人
方向音痴な人
不規則な勤務がいやな人
だらしない・不潔そうな人
お客さんや荷主相手にタメ口をきく人
判断力のない人
やたらと言い訳をする人
ルールを守れない人
方向音痴な人
ここからは、トラックドライバーに向いてない人です。
今はカーナビやスマホが道案内をしてくれるので、昔に比べると道に迷うことは少なくなりました。
それでも思わぬ道に入りこんでしまって、現在地が分からなくなることも稀にあります。
トラックドライバーは荷物の配達時間が決まっていることが多いので、道に迷うことは致命的です。
自分がどこにいるのか、どちらへ向かって走っているのか分からなくなることの多い人は、
残念ながらトラックドライバーに向いてません。
不規則な勤務がいやな人
一般のサラリーマンと違い、トラックドライバーの勤務時間はその日の勤務形態によって常に変化します。
荷物の届け先や配送時間に合わせて朝の3時や4時に出社したり、夜中に勤務することもめずらしくありません。
毎日同じ時間に仕事をしたい人は、トラックドライバー向きではないでしょう。
だらしない・不潔そうな人
トラックドライバーは配送先のお客さんや、また荷物の荷主さんなど、様々な人とかかわる仕事です。
そんなときにだらしなかったり、不潔そうな髪型や服装だと相手にいい印象を与えません。
もしあなたが荷主だったら、だらしのないドライバーに自分の荷物を運んでもらいたいとは思いませんよね。
人と会う機会の多い仕事なので、最低限の身だしなみは守るようにしましょう。
お客さんや荷主相手にタメ口をきく人
何度か出入りをしているうちにお客さんや荷主さんと仲良くなることも多いですが、タメ口をきくドライバーも中にはいます。
「敬客愛品」(お客様を敬い、商品を大切に扱うの意)という言葉がある通り、親しき仲にも礼儀ありの精神が必要です。
自分にそのつもりがなくても、相手から態度が悪いと思われるとその会社への出入りが禁止になることもあるので注意しましょう。
判断力のない人
トラックドライバーは、何かと思い通りにいかないことがたくさんあります。
たとえば目的地に向かうための道路が事故で渋滞していたり、通行止めになるのはよくある話です。
そんな時はどちらへ迂回すれば目的地に早く着けるかを自分で判断することになります。
また走行中にトラックに異常が発生したら、そのまましばらく走行しても大丈夫なのか、
ただちに走行を中止しなければならないのか、自分で決める必要があります。
判断力のない人は、トラックドライバー向きではありません。
やたらと言い訳をする人
何かと言い訳をする人もドライバー向きではありません。
自分がミスをしても、言い訳ばかりをするドライバーも中にはいるんです。
トラックドライバーを続けていると、ミスの1つや2つは誰でも必ずあります。
自分が失敗した時はその非を認めてきちんと謝罪し、同じミスを繰り返さないようにするのがトラックドライバーにふさわしい人です。
ルールを守れない人
トラックドライバーは、社名を背負ったトラックを運転してます。
そのため交通ルールを無視したり、マナーの悪い走り方をすると会社にクレームの電話やメールがくることがあります。
また、トラックにはドライブレコーダーやデジタコが装着されていて、いつどこでどんな走り方をしたかがすべて記録に残ります。
交通ルールや会社の規則を破って事故を起こしたり、会社や荷主からの信頼を失うと最悪会社をやめることになり、家族にも迷惑をかけることになります。
トラックドライバーはトラックを運転して給料をもらっているプロドライバーだということを常に忘れてはいけません。
トラックドライバーに向いている人 まとめ
いかがだったでしょうか。
偉そうなこと書きましたが、これを書きながら今になって思うと、
私はトラックドライバーになった頃、どちらかというと「トラックドライバーに向いてない人」だったような気がします…。
26年間、運送会社に勤めているうちに徐々にトラックドライバーに向いてる人間になったかもしれません。
今回書いた「トラックドライバーに向いてる人」はあくまで理想形です。
あなたがトラックドライバーに向いてない部分があったとしてもドライバーになったらとりあえず、
自分勝手な運転をせずに周りに気を配って常に安全に運行するを心がければ大丈夫です。
それが自分のため、家族のため、ついでに会社のためになります(会社は最後でOKです笑)。
あとは徐々に改善していきましょう。
本日は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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