こんにちは、ikuzo(いくぞう)です。
私が故郷の青森に帰るときは昔は特急、今は新幹線です。
東北新幹線が開業する前は上野~青森間が特急で約9時間もかかってたんですよね…。
上野から特急に乗って、
「少年ジャンプ」「少年サンデー」「少年マガジン」「少年チャンピョン」「少年キング」
少年誌すべて読んでも、「まだ福島かよ…お尻がいたいよ…」(中学生だった私の心の声)
昭和57年に上野~盛岡間のみとはいえ、東北新幹線が開業して一気に3時間か4時間くらい乗車時間が短くなった時はまさに夢のようでした。
今は最速の新幹線だと、東京から新青森まで約3時間で着きますからね(特急時代の1/3ですよ!)。
それで今回は、その東北新幹線に少しでも安く乗る方法を紹介したいと思います。
東京~新青森間なら、これから紹介するどの方法を使っても往復で2千~1万円以上節約できます。
最近になって、マヌケな私がようやく気付いた裏ワザみたいな方法もありますので最後までお見逃しなく!
ご参考までに東京~新青森間で「はやぶさ」を利用した場合の割引後の料金を、それぞれ各章の最後に記載しておきました。
東京~新青森間の通常料金は、普通指定席が17,470~17,870円、グリーン車が22,380円です。

東京~新青森間の普通指定席は通常期が17,670円で繁忙期が+200円、閑散期が-200円です。
普通指定席のみ季節や曜日によって特急料金に変動があるため、
今回は普通指定席の通常料金を17,670円(通常期の料金)、グリーン車の通常料金を22,380円として計算しました。
※実際の料金と10円か20円程度の誤差があるかもしれませんので、あらかじめご了承下さい。
大人の休日倶楽部ジパング
男性が65歳以上、女性が60歳以上で、年に何度か新幹線を使われる方は、迷うことなしにこちらです。
JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」に入会しましょう。
年会費4,364円が必要ですが、その価値は十分にあります。
JR東日本とJR北海道のきっぷが3割引で、その他のJRも利用回数により2~3割安くなります(JR東日本とJR北海道は回数に制限なし。それ以外は合計20回まで)。
グリーン車は割引の対象ですが、グランクラスの特急券など一部割引にならない列車・設備・期間※があります。
※4月27日~5月6日、8月10日~8月19日、12月28日~1月6日の期間は割引になりません。
割引きっぷについての詳細はこちらをご覧下さい。
男女50歳以上が入会できる大人の休日倶楽部ミドルもありますが、割引率が5%なのでジパングに比べるとお得感は少ないです。
ミドルがお得なのは、「大人の休日倶楽部パス」などのおトクな会員限定きっぷです。
大人の休日倶楽部 ジパング
普通指定席 17,670円⇒12,360円(5,310円節約)
グリーン車 22,380円⇒15,650円(6,730円節約)
えきねっとで予約
インターネットでJR東日本のきっぷの予約ができます。
通常は「みどりの窓口」などで乗車日1ヶ月前の午前10時より予約が開始されますが、
えきねっとでは事前受付で1ヶ月+1週間前から予約の申し込みが可能です。
申し込みができるだけで、きっぷの予約ができたかどうかは1ヶ月前の午前10時以降に登録したメールアドレスに結果通知が送られてきます。
たとえば、8月13日のきっぷを予約したい場合、みどりの窓口では7月13日午前10時に予約の受付が始まりますが、
えきねっとは、その1週間前の7月6日午前5時半より事前受付の申し込みができます。
事前受付の詳細はこちら
事前受付のメリットは、「お先にトクだ値」や「えきねっとトクだ値」を利用できる可能性が高くなることです。
割引率が高い「お先にトクだ値」はすぐになくなるので、事前受付でも特に早めに申し込むことをおすすめします。
(期間限定ですが「お先にトクだ値スペシャル」という50%割引のチケットもあります。)
トクだ値は列車や区間によって割引率が変わり、グリーン車の設定がある列車もあります。
トクだ値の価格表は、こちらからご覧いただけます。
事前受付は第3希望まで申し込むことができます。
たとえば、絶対にはやぶさ3号を利用したい場合は、
トク25のはやぶさ3号(第1希望)⇒トク05のはやぶさ3号(第2希望)⇒割引なしのはやぶさ3号(第3希望)
はやぶさ3号を利用したいけど安ければ前後の新幹線でもいいよという場合は、
トク25のはやぶさ3号(第1希望)⇒トク25のはやぶさ1号(第2希望)⇒トク25のはやぶさ5号(第3希望)
のような申し込み方が可能です。
※トク25は「お先にトクだ値」(25%割引)、トク05は「えきねっとトクだ値」(5%割引)
事前受付は第3希望まで申し込んでも、すべての希望が叶わないこともあります。
なので何度も言いますが、極力、早めに申し込みましょう。
えきねっとトクだ値
(トク05)普通指定席 17,670円⇒16,590円(1,080円節約)
(トク25)普通指定席 17,670円⇒13,090円(4,580円節約)
※はやぶさのトクだ値にグリーン車の設定はありません。
裏ワザ?
東京駅ではなく、大宮駅から乗車する。
(゚Д゚)ハァ?
という声が聞こえてきそうですが、これを見ている方の中に私のような人がきっといると思います!
これは裏ワザというより、私がマヌケだっただけの話ですが…。
東北新幹線に乗る時は一度新宿駅に出て、新宿駅から東京駅まで中央線を使うよ!
って方以外は、この章は読み飛ばして下さい。
私は東京の西の方に住んでおりまして、青森に帰る時は一度新宿駅に出て、新宿駅から中央線で東京駅に向かっておりました。
新宿から一番近い東北新幹線の駅は東京駅もしくは上野駅なので、
これまで約40年間なんの迷いもなく、どちらかの駅を利用しておりました。
しかし、最近やっと気がついたのですが大宮駅を利用しても何の支障もなかったのです。
新宿駅から中央線の快速を使えば東京駅までは約13分で到着します。
東京駅から新幹線で大宮駅までは、列車により1~2分の差はあるものの約25分です。
そうすると合計で約38分ですね。
一方、新宿駅から湘南新宿ラインか埼京線の快速を使って大宮駅に向かうと、なんと約30分で着いちゃうんです!
まぁ、東京駅から新幹線に乗ると東京~大宮間は必ず座れるわけですが…
私がマヌケなだけだったんですが、普段電車を使わない自分にはかなり衝撃的な発見でした。
・新幹線に乗る前にどうしても東京駅のグランスタでお弁当やお土産を買いたい。
・旅の気分を味わうためにも新幹線は大宮駅ではなく東京駅から乗りたい。
などの事情がある方は別として、東京駅でなく大宮駅を利用すると時間短縮になりますし、普通指定席で740円節約できます。
グリーン車では1,790円もの節約になり、そのお金でちょっといい弁当とビールくらいは買えちゃいます。
乗車駅を東京駅から大宮駅に変更
普通指定席 17,670円⇒16,930円(740円節約)
グリーン車 22,380円⇒20,590円(1,790円節約)
JR東日本の株主優待券を利用する
気をとり直しまして…
JR東日本の株主優待割引券を利用すると、4割も料金が安くなります。
自分が株主なら一番いいんですが、実はこの株主優待割引券、
ヤフーオークションや金券ショップで手に入れることができます。
ためしにヤフオクの検索ボックスに、
「JR東日本 株主優待」と入れてみて下さい。
多少の変動はあるものの、1枚=2,000円前後で取引されています。
株主優待割引券があると、JR東日本の営業路線内の乗車券と特急券が4割引になります。
すでに割引になっている切符(往復乗車券など)やグランクラスなど、
一部割引にならないものもありますが、グリーン車なら利用可能です。
どれくらいお得になるかは、下の計算式をご覧くださいませ。
(株主優待割引券1枚=2,000円で計算してます。)
株主優待割引券利用(普通指定席)
17,670円×0.6(4割引)=10,590円
これにオークションの落札代金2,000円を合わせると12,590円なので、
ジパングの12,360円にはかなわないものの、「トク25」よりも500円くらい安くなるんですね。
株主優待割引券利用(グリーン車)
22,380円×0.6(4割引)=13,420円
オークション代金の2,000円を合わせると15,420円です。
こちらはなんと、ジパングの15,650円よりも安くなります。
しかも、ジパングがGW・お盆・年末年始は割引対象にならないのに対し、
株主優待割引券は365日いつでも使うことができるんです。
注意点としては、株主優待割引券はJR東日本の営業路線内のみ利用可能です。
たとえば、東京から金沢に行く場合は、東京~上越妙高間が割引の対象で、上越妙高~金沢間が無割引です(しかも別々の発売)。
なので、JR東日本だけを利用する場合に限り、大変お得な方法なのです。
JR東日本の株主優待券利用
普通指定席 17,670円⇒12,590円(5,080円節約)
グリーン車 22,380円⇒15,420円(6,960円節約)
※株主優待券の落札価格=2,000円で計算してます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に割引後の料金を一覧にまとめました。
東京~新青森(はやぶさ) | 普通指定席 | グリーン車 |
通常料金 | 17,670円 | 22,380円 |
往復割引 | 16,630円 | 21,340円 |
トク5(5%割引) | 16,590円 | 適用なし |
トク25(25%割引) | 13,090円 | 適用なし |
ジパング(30%割引) | 12,360円 | 15,650円 |
株主優待割引券(目安) | 12,590円 | 15,420円 |

では、また
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