NURO光に加入すると、無線LANルーター機能がついたONUが貸し出されます。
ONUとは、光回線とパソコンの間に設置して、光信号とデジタル信号の変換を行う装置のことです。
NURO光のONUは6種類ありますが、NURO光に加入する際にONUを選ぶことはできません。
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無線LAN規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n |
IEEE 802.11 a/b/g/n |
IEEE 802.11 a/b/g/n |
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
下り最大速度 (無線LAN下り最大) |
2Gbps (450Mbps) |
2Gbps (450Mbps) |
2Gbps (450Mbps) |
2Gbps (13000Mbps) |
2Gbps (13000Mbps) |
2Gbps (13000Mbps) |
周波数帯 | 2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
2.4GHz 5GHz |
6機種を大きく振り分けると、大きな違いは「IEEE 802.11ac」に対応しているか、いないかです。
そこで今回は「IEEE 802.11ac」に対応していないONUが設置された場合、
その機種が実際にどれくらいのスピードが出ているか(我が家です)についてと、
「11ac」非対応のONUが設置されたときの対応策についてお話しします。
2.4GHzと5GHzの違い
我が家は、2015年4月からNURO光を利用しています。
それまではフレッツ光を利用していましたが、NURO光の方がトータル的に月々の支払いが安くなるため乗り換えました。
そのとき、我が家にきたのは「F660T」というONU(ルーター)です。
実は最近まで、2.4GHz・5GHzとか「IEEE 802.11」の規格など、まったく気にせずにこのONUを使ってました。
ようやく、2.4GHzと5GHzのどちらかを選んで使えるということは理解したのですが、
「どうやって2.4GHzと5GHzを切り替えるんだ?」と疑問に思ったんです。
もともとONU(ルーター)から2種類の電波が飛んできていることは、気がついてました。
2.4GHzと5GHzの切り替えスイッチがあるわけではなく、この「A」と「G」が2つの周波数帯なんですね。
なんとなくですが、
「A」は電波の品質はいいけど遠くまで飛ばない
「G」は遠くまで飛ぶけど混信しやすい
のかな?などと思って使ってました。
実際のところ、2.4GHzと5GHzの違いはこんな感じです。
2.4GHz(F660Tだと「G」の電波)
電波が遠方まで届きやすく、壁や床などの障害物にも強い。
ただし、他の家電製品やBluetoothなども使用する周波数帯なので、干渉し合うと電波が弱まることがある。
5GHz(F660Tだと「A」の電波)
Wi-Fi専用の周波数帯のため、他の家電製品などと干渉しない。
ただし、壁や床などの障害物があったり距離が遠くなると電波が弱くなりやすい。
なので、それぞれの特性を考慮して、使用する場所に応じて2.4GHzと5GHzを使い分けるのが、いいようです。
NURO光の実際のスピードを測定
我が家は木造の2階建てで、いつもはONU(ルーター)は1階、パソコンは2階という環境で使用してます。
今回はスマホを使ってNURO光の実際に出ているスピードを測定してみました。
ルーターのすぐそばと2階とで、それぞれ2.4GHzと5GHzを切り換えて測定しました。
まずは、ルーターのすぐそばで測定した場合です。
それぞれ5回ずつ測定しましたが、ほぼ変動はありませんでした。
上りも下りも予想通り5GHzの方が早かったです。
5回測定した平均値は以下の通りです。
ルーターのすぐそばで測定
周波数帯 | 平均速度 |
2.4GHz(ダウンロード) | 63.9Mbps |
2.4GHz(アップロード) | 76.6Mbps |
5GHz(ダウンロード) | 151.6Mbps |
5GHz(アップロード) | 171.8Mbps |
次に、2階の部屋で測定した場合です。
こちらも5回ずつ測定した平均値がこちらです。
ルーターから離れた2階で測定
周波数帯 | 平均速度 |
2.4GHz(ダウンロード) | 38.2Mbps |
2.4GHz(アップロード) | 32.3Mbps |
5GHz(ダウンロード) | 109.0Mbps |
5GHz(アップロード) | 118.7Mbps |
2.4GHzの下りで最小25.7Mbps、最大51.2Mbpsとバラつきがあったものの、あとは5回とも特に大きな変化はなかったです。
1階に比べて速度はすべて落ちましたが、壁や床があるにもかかわらず、5GHzの方が速いのは意外でした。
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NURO光のONUは交換してもらえるか?
ということで、2Gbpsにはほど遠い結果(環境によって変わります)になりましたが、
今回テストで使ったF660Tはもともと「IEEE 802.11ac」には対応してないため、無線LANでの速度は最大でも450Mbpsです。
ルーターのそばで測定しても150Mbps程度しか出ていないので、果たして「IEEE 802.11ac」に対応している機種に変更してもらっても効果があるのかは不明ですが、
とりあえずNUROに「無償でONUを交換してもらえるか」を問い合わせてみました。
NURO サポートデスク(受付時間 9:00~18:00)
0120-65-3810
結果としては、我が家は2015年4月から利用しているため、ONUの交換には1万円(+税)かかるとのことでした。
ネットでの噂では、2015年9月以降に宅内工事を行っていれば無料でONUが交換してもらえるそうです。
なので、これからNUROに加入する方が、もしも「IEEE 802.11ac」に対応していないONUがきても、開通後にサポートデスクに連絡すれば「IEEE 802.11ac」に対応している機種に無償で交換してもらえます。
そして「なぜ2015年8月以前は有料で9月以降は無料なのか、その線引きの理由」も尋ねてみました。
ようやく出た回答ですが、
機器交換の費用発生有無の条件は開示しておりません。
交換に関してはお客様より窓口にご相談を頂いた場合、対応は行っておりますが、お客様が有償交換となるのは弊社の運用ルール上そのようになるというご回答になります。
とのことでした。
釈然としない回答でしたが、チャットの対応者ではそれ以上の回答は望めないと思ったので「もし無償交換できるようになったら連絡下さい」とだけ伝えて終了しました。
最後に
ということで、残念ながら我が家はそのまま「F660T」継続になっています。
負け惜しみではありませんが、もともと不便も感じていませんでしたし、100~150Mbpsも出ていれば十分ですが、「2015年8月と9月の境目問題」についてはモヤモヤが残りました。
しかし、2015年9月以降に宅内工事を行った方で「11ac」非対応のONUを使用されている方は、
対応しているONUへ無償で交換してもらえますし、これからNUROに加入される方は「11ac」対応のONUが必ず使えるので安心して申し込んで下さい。
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