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フロントガラスの飛び石傷は修理できる?自動車保険は使った方がいいの?

フロントガラスにヒビが入ったBMW トラック/交通

高速道路を走っているといきなり前方から飛んでくる奴がいらっしゃいます。

飛び石こと「道端小石くん」です。

 

小石くんは普段はおとなしそうにしてますが、

ひとたび小石くんが飛んできたらよけるのはまず不可能、

というかほとんどの場合は車に当たるまで気がつきません。

目にもとまらぬ速さで飛んできます。

飛び石こと「道端小石くん」

高速道路を年に何度か走る人なら、一度や二度は「飛び石にやられた!」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は私も3年前に飛び石にやられて乗用車のフロントガラスを交換するハメになった一人です。

 

今回は、飛び石が飛んできてフロントガラスが割れたりヒビが入ったらどうすればいいのか?

フロントガラスは修理できる?それとも交換が必要?保険は使った方がいいの?

そこらへんを取り上げます。

フロントガラスに傷が入ったら保険会社に連絡しよう

飛び石でフロントガラスが割れてショックを受ける女性

フロントガラスに傷が入ったら、修理に保険を使うか使わないかはあとで決めるとして、

とりあえず保険会社に連絡しておくのが無難です。というか、連絡しておきましょう。

私の車を例にすると今から3年前、高速道路で私の車を追い抜いた一台の軽自動車から一個の小石が飛んできました。

 

ビシッ!

 

いつ聞いてもイヤな音です。

しかし、どこに当たったか分からず、フロントガラスにも損傷した痕は見当たりません。

「あれ、大丈夫だったかな?」

しばらく走り、休憩のために車をとめて、そこで初めてフロントガラスの異変に気がつきました。

 

なんじゃ、こりゃぁあ~!!」(松田優作さん風)

 

無残にも運転席から見えない部分がビシッと割れてました。

フロントガラスの傷▲自動ブレーキのレーダーがあるため、運転席からは見えず…

写真では小さな傷に見えますが、実際は15cmくらいのヒビが入っていました。

 

すかさず、保険会社へ電話しました。

「あのー、保険を使うか使わないかはまだ決めてないんですが、フロントガラスにヒビが入りました。」

事故受付の人「この度は大変でしたね。ikuzo様、お怪我はございませんでしたか?」

「はい、大丈夫です。」

-フロントガラスのヒビくらいじゃ、お怪我はしないのである-(ちびまる子ちゃんのナレーション風)

 

「それは何よりでございます。それでは、事故が起きた場所のご住所から教えていただけますでしょうか。わかる範囲内で結構です。」

と、こんなやりとりから始まります。

 

この時、念のため、警察に届け出が必要かどうかも、保険会社の人にきいてみましょう。

だいたいは「本来は警察に届け出が必要ですが、届け出がないからといって保険金が支払われないことはありません。」

といった答えがかえってくるはずです。

「じゃ、面倒だから警察には連絡しませんよ。現場からだいぶ離れてしまったし。」

「はい、大丈夫です。」

(じゃ、「本来」って何かな?)

「ではまた、保険を使う場合は改めて連絡させていただきます。」

こんな感じでガラスが破損したら保険会社に一報を入れておくと、保険を使う際もスムーズに事が運びます。

フロントガラスの飛び石傷は車検に通るか?

車のフロントガラスに傷がついてしまったら、ほとんどの場合は修理しないと車検に通らないことを覚えておいて下さい。

ただし、

  • 運転席の視野が確保されている
  • 容易に貫通されない状態

のような軽微な傷であれば車検に通ることもあります。

フロントガラスの傷(補修済)▲トラックの助手席側にあるこの傷は車検通ってます

最終的にフロントガラスの傷で車検に通るか通らないかは、検査官の判断次第になります。

検査官に賄賂を渡す民

フロントガラスの傷を修理する方法は3つ

実際にフロントガラスが損傷したら、修理する方法は次のいずれかです。

  1. 自分で直す
  2. 業者に修復してもらう
  3. 新品のガラスに交換してもらう

一番高額なのは、3の「新品のガラスに交換」です。

フロントガラスの補修(1、または2)ができるかどうかの目安は、

  • 傷の大きさが500円玉より小さいこと
  • 傷の位置がガラスの端から10~20cm以上離れていること

この2つを満たしていることが必要です。

 

最初は小さな傷だったのに走っているうちにどんどん傷が広がっていった、とか

傷がついてから時間が経過して、水分やゴミが傷の中に入り込んで補修できなくなった、なんてこともあります。

なのでガラスの補修ができそうな場合は、なるべく早めに処置することをおすすめします。

自分でフロントガラスを直す場合

フロントガラスの傷が小さい場合は、自分で補修することも可能です。

Amazonや楽天などでも1,000円~5,000円くらいで補修ができるガラスのリペアキットが販売されています。

 

ただ、商品のレビューを見ると補修に成功する確率は半々くらいのようで、

「意外にむずかしい」

「上手に補修できたように見えても、結局あとからキズが復活した」

などの書き込みもありました。

手間や成功確率を考えると、次に紹介する「業者に修復してもらう」の方がいいのかもしれません。

一応、Amazonなどで売られている売れ筋のリペアキットを紹介しておきます。

フロントガラスを業者に修復してもらう場合

ガラスを修理する業者とは、大きくわけて2つあります。

  • カーディーラー
  • ガラスの修理業者

この2つを比較すると、修理費用が高いのはカーディーラーです。

修理費用が高くても「カーディーラーの方が仕上がりがいい」「作業が丁寧」というわけではありません。

どちらに頼んでも結局修理するのはガラスの修理業者なんですが、

カーディーラーに依頼すると修理業者に外注するため仲介手数料(マージン)が発生します。

そのため、カーディーラーはマージン分だけ修理費用が高くなるわけです。

 

なので、直接「ガラスの修理業者」に依頼した方が修理費用は安くすむことが多いです。

たとえばこちらは電話や問い合わせフォームで相談できる「ガラス110番」という業者さんです。

ガラス110番は、ガラス修理・交換で利用シェアNo.1の会社です(楽天リサーチ調べ)。

24時間365日受け付けているので、お急ぎの方はとりあえず相談してみましょう。

ガラス110番出典:ガラス110番

無料相談はこちら↓

新品のガラスに交換する場合

フロントガラスを新品に交換する場合も「ガラスの修理業者」にお願いした方が安くすみます。

マージンはもちろんですが、純正品ではない「社外品」が選択できるからです。

社外品といっても、決して粗悪品とかではありません。

ガラスの修理業者に依頼する際に、担当の人に聞いてみましょう。

純正品と同等の社外品はありますか?」と。

かなりの確率で純正品と同じ品質の、値段の安い社外品があるはずです。

純正品と社外品の違いは、自動車メーカーのロゴが印字されているか、いないかだけです。

ガラスのロゴマーク▲このロゴが無いだけで、うん万円安くなります

無料相談はこちら↓

フロントガラスの修理に保険を使うかどうかの判断

自動車保険を使うかどうかの分かれ道

フロントガラスを補修する場合の相場は、依頼する業者や傷の具合にもよりますが

15,000~30,000円くらいが相場のようです。

また、フロントガラスを交換する場合は、車種にもよりますが10万円前後はかかります。

保険を使うかどうか迷ったら「免責金額」と自動車保険(任意保険)の「等級」を考慮して決めましょう。

免責金額

免責金額とは、保険を使う際の自己負担金です。

たとえばガラスの修理費用が15万円で保険を使う場合の免責金額が5万円だとすると、

5万円は契約者の自分が払って、残りの10万円が保険で支払われるという仕組みです。

免責金額は自動車保険に加入する際に金額設定していますが、

あまりよく覚えていないという方も多いと思います(私もそうでした)。

免責金額が分からなければ保険会社に問い合わせてみましょう。

免責金額を「0円」に設定することもできますが、そのぶん保険料は高くなります。

自動車保険(任意保険)の等級は?

フロントガラスが割れて自動車保険を使うと翌年度の等級が1ランク下がります。

「1ランクなんて大したことないじゃない」と思われるかもしれませんが、

たとえば15等級の人であれば、翌年度は16等級に上がるはずなのに保険を使うことにより14等級に下がるので、実際は2ランク下がることになります。

つまり2ランク分の差額を20等級に上がるまで多く支払い続ける必要があるので、

等級が低い人ほど自動車保険を使うと多額の保険料を支払うことになります。

逆に20等級の人であれば、翌年度は19等級に下がり、次の年は再び20等級に戻るのでそれほど多くの出費にはなりません。

 

それとフロントガラスの修理に保険を使うと、1年間だけは有事故契約になります。

等級別割増引率例出典:日本損害保険協会

自動車保険(任意保険)を安くする方法

自動車保険料が下がって喜ぶ夫婦

そもそも飛び石を飛ばした相手がドライブレコーダーに記録されていれば、「損害賠償を請求できるのでは?」と思われるかもしれませんが、

相手もこちらへ飛び石をわざと飛ばしたわけではなく、仮に故意であってもそれを立証できない限り、損害賠償を請求することは難しいでしょう。

残念ながらフロントガラスの修理はほとんどの場合、自分で修理費用を支払うか、自動車保険を使うことになります。

(前を走行していたダンプから砂利などが落ちてきて車に当たった場合は、話は別です。)

 

3年前に私の車のフロントガラスの交換にかかった費用は、部品と工賃を合わせて約20万円でした。

今の時代、自動ブレーキやクルーズコントロール用のレーダーがフロントガラスに装着されている車も多く、

そんな車だとガラスの交換以外にレーダーの脱着や調整するための工賃も発生して余計に出費がかさみます。

 

自動車保険を使うと当面の間、保険料が高くなりますが、その保険料を少しでも安く抑える方法があります。

それは自動車保険の「一括見積もり」です。

車のガラスが割れるなどして自動車保険を使ったら保険料が一段と高くなってしまった、という方は一度「一括見積もり」をしてみるといいでしょう。

上がった分の保険料が安くなったり、もしかすると保険を使う前の保険料と同じ金額まで下がる可能性もあります。

私も以前「一括見積もり」をしたら、会社で入っている団体保険(25%割引)に比べて保険料が年間4万円安くなったというミラクルな出来事がありました。

 

必要事項を一度入力するだけで(5分程度)、複数の保険会社から見積もりが取れて保険料の比較ができます。

これまで保険料について深く考えたことがなかった、という方は保険料節約のチャンスです。

ぜひ一度、自動車保険の一括見積もり(無料)を請求してみて下さい。

たとえば、保険スクエアbang!というサイトで見積もりが取れる保険会社は、有名な大手ばかりなので安心です。

保険スクエアbang!で見積もりが取れる保険会社一覧▲保険スクエアbang!で見積もりが取れる保険会社

車のフロントガラスが割れたら まとめ

 フロントガラスが破損したら、とりあえず保険会社に連絡

 500円玉より大きな傷やガラスの端にある傷は、ガラスの交換が必要

 業者に依頼する際は、免責金額と保険料の値上がり分を考慮して保険を使うかどうか決める

 一括見積もりで自分に合った安い保険会社を探す

本日は読んでいただき、ありがとうございました。

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