こんにちは、ikuzo(いくぞう)です。
先日、我が家の11年使った液晶テレビがいきなり映らなくなりました。
▲こんなメッセージが出て映らなくなりました。
夫婦で話し合った結果、
「11年使ったので修理はやめて、新しいテレビを買おう!」ということになったんですが、
いざ電器屋へ行ってみると
同じサイズのテレビでもグレードが多数あり、
値段もピンからキリまででした。
さらにこの10年の間にテレビも色々と進化していたことも知りました。
今回は私のように「これから久々にテレビを買うよ(特にソニーの大きめの機種)」という人のために
テレビはグレードによって何が違うのか
10年前のテレビと比べて進化したところ
を最近知識を仕入れたばかりの私が紹介したいと思います。
ぜひ、大きいテレビを買う前の予備知識として読んで下さい。
ソニーのテレビしか出てきませんが、ソニー以外のテレビを買う方にも多少参考になると思います。
注:この記事は筆者が2021年モデルのブラビアを買った際に書いたものです。
現在は2022年、2023年モデルも発売されていて、スペックにも変更がありますので予めご了承下さい。
現在の主流は4K有機ELテレビと4K液晶テレビ
実は私、生まれてからというもの、ソニー以外のテレビは買ったことがありません。
子どもの頃、どこかソニーの製品はカッコよく見えて、いつの間にかソニー大好き人間になっていました。
なので今回も電器屋へ行って、ブラビアコーナーへ直行です。
購入するメーカーが決まっていると選択肢が減るので、商品を選ぶ際には非常に楽です。
そのブラビアコーナーへ行ってみると、65型のブラビアが2台並んで展示してありました。
今まで使っていたテレビが52型で、次は60型前後を買おうと思っていたので、このあたりが私にとってのベストサイズです。
その展示してあった65型のブラビアの表示価格は片方が約45万円で、もう片方が35万円でした。
「この10万円の開きはいったい何なのか?」
と思っていたところ、店員さんが手をニギニギしながらやってきたので聞いてみると
「45万円のテレビは有機ELテレビで、35万円のテレビは液晶テレビです」と教えてくれました。
なるほど、今は有機ELテレビと液晶テレビの2つがあるのですね。
有機ELテレビと液晶テレビの主な違い
そして「有機ELテレビの方が、画面は綺麗です」と店員さんが言います。
パッと見は気がつきませんでしたが、よーく見るとたしかに有機ELテレビの方が画面が鮮やかで綺麗です。
値段の10万円分の差は十分にありそうです(この時はこう思いましたが、あとで変わります)。
有機ELテレビと液晶テレビの主な違いですが、
液晶テレビはパネルの後ろ側から光を当てる「バックライト方式」であるのに対し、
有機ELテレビはパネルそのものが発光する「自発光方式」です。
2つのテレビを見比べて、一番わかりやすいのは「黒の表現力」の違いです。
有機ELテレビの黒は、発光そのものをやめてしまうので完全な黒ですが、
液晶テレビは後ろからいくらか光が当たってしまうので、わずかに白みがかった黒になります。
これは電器屋へ行って2つを見比べると一目瞭然です。
「それと有機ELテレビは、画面(パネル部分)から音が出るんですよ(ソニーの場合)」
え?画面から?
店員さんが触ってもいいと言うので画面に軽く触れてみたところ、たしかに画面が振動して音が出ているのが分かります。
一方の液晶テレビはこれまで通り、本体の周りに埋め込んであるスピーカーから音が出ています。
ただ、音の出る部分については、それほどテレビに近づいて見るわけではないので、あまり気にすることではないのかなぁと思いました。
気持ちは有機ELテレビの65型
この時点で気持ちが傾いていたのは「65型の有機ELテレビ」でした。
10万円高くても長く使う物なので、やはり画面が綺麗な有機ELテレビの方がいいのではないかと。
そしてサイズについては、65型の下は、ソニーの場合は55型になります。
55型だと、これまで使っていた52型とあまり変わらないので、サイズはひと回り大きい65型にしようと決めました。
しかしここで私を悩ませる問題が勃発します。
私が見比べていた2台のほかにもいくつか機種があり、
65型の有機ELテレビは2機種、そして液晶テレビも3機種あるというではありませんか(正確にはもっとある)。
いうなれば、有機ELテレビの松と竹、液晶テレビの松と竹と梅があるわけです。
有機ELテレビと液晶テレビの違いは理解できましたが、それぞれの松と竹(と梅)ではいったい何が違うのでしょうか?
ソニー65型ブラビア5機種を比較
店頭にあったブラビア5機種を見比べてみると、明らかに画面が綺麗なのは一番高額な有機ELの松(XRJ-65A90J)でした。
ただ、綺麗は綺麗なんですが、色が人工的でやや不自然なようにも感じました。
(私の目が有機ELテレビに慣れていなかっただけかもしれません。)
そして有機ELの松よりも約5万円安くなる有機ELの竹(XRJ-65A80J)は、
松に比べると画面がやや暗めで、有機ELの割に「黒」の部分も真っ黒ではなく、少しぼんやりした黒に見えます。
しかし、それでも液晶テレビよりコントラストははっきりとした印象です。
有機ELの松(XRJ-65A90J)と竹(XRJ-65A80J)の違いですが、
「パネルの種類とスピーカーの出力(60Wと30W)が違うだけ※」と店員さんは言ってました。
※2022年モデルは60Wと50Wになってます。2022年モデルのスペックは、ブラビアの公式サイトをご確認下さい。
有機ELの松(2022年モデル)↓
有機ELの竹(2023年モデル)↓
対する液晶テレビですが、一番安い梅(KJ-65X80J)だけが「倍速駆動パネル」非搭載モデルで、
他のモデルに比べて動きの滑らかさがイマイチだったため、こちらはすぐに候補から外しました。
ただしその分、65型にしてはメチャクチャ安いです。
※2023年モデルは倍速駆動パネルついてます。
液晶の梅(2023年モデル)↓
残った液晶の松(XRJ-65X95J)と竹(XRJ-65X90J)ですが、
画質にそれほど大きな差はないものの、松の方がなんとなく綺麗に感じたため、
有機ELテレビの松と竹、液晶テレビの松の3機種の中から選ぶことにしました。
液晶の松(2022年モデル)↓
液晶の松(2023年モデル)↓
液晶の竹(2022年モデル)↓
液晶の竹(2023年モデル)↓
そして見せかけの店頭表示価格ではなく(表示価格の値段で買う人はまずいないと思いますが)、
店員さんに「それぞれいくらで買えますか?」と尋ねたところ、
「少々お待ちください」と一度奥に引っ込んで出してきた値段は
有機ELの松が37万円、有機ELの竹が32万円、液晶の松が29万円でした。
さて、どの機種にするか考えましょう。
有機ELテレビの弱点
たしかに有機ELテレビは画面が綺麗なんですが弱点もあります。
それは第一に、画面の焼き付きが起こりやすいということです。
有機ELテレビは同じ画面のまま静止させていると、焼き付きが起きて残像のような跡が残ることがあるそうです。
メーカーも焼き付きが起きにくいように対策を施しているようですが、
ゲームをよくするお子さんのいるご家庭などではやはり心配な点ではないでしょうか。
そして有機ELテレビは液晶テレビに比べて寿命が短いというのも気になります。
ただし有機ELテレビの寿命は3万時間前後※といわれているので、仮に1日6時間使ったとしても約13年はもつ計算です。
毎日長時間テレビを見るご家庭でなければ、寿命についてはあまり気にする必要はないかもしれません。
※液晶テレビの寿命は、倍の6万時間です。
私が選んだブラビアは液晶テレビの松(XRJ-65X95J)
結局、総合的に判断して私が選んだのは液晶テレビの松(XRJ-65X95J)でした。
液晶の松(2021年モデル)↓
液晶の松(2022年モデル)↓
液晶の松(2023年モデル)↓
どのように判断したかというと、
まず、有機ELの松を竹と比べて、5万円分の差(価値)はないと思ったこと。
これで有機ELの松(XRJ-65A90J)を候補から外しました。
そして残った有機ELの竹(XRJ-65A80J)と液晶の松(XRJ-65X95J)との比較ですが、
画質に大きな差はなく、こちらも3万円の差はないと思いました(すべて個人的な感想です)。
しかもアニメーションなどの一部画像では、有機ELの竹よりも液晶の松の方が綺麗に見えた(ような気がした)からです。
あとは防止する機能がついているとはいえ、焼き付きが気になってテレビに対して神経質になるのもイヤだな、と思ったのも有機ELテレビをやめようと思った大きな理由です。
ちなみに購入したあとで価格.comを見たところ、私と同じような考えの人が多いのか、
5機種の中で一番の売れ筋は液晶の松(XRJ-65X95J)でした。
※すべて2021年モデルの話です。
電化製品を買うときはとことん値切りましょう
ようやく買うテレビが決まったので、次にやるのは値段交渉です。
「値切るのはあまり得意ではない」という方もいると思いますが、大きい買い物をする時こそケチりましょう。
お金がどーんと浮きますからね。
値切るのが得意ではないという方のために、ここからは私がよくやる値引きの交渉術を紹介します。
私、東北の出身ですが車や電化製品といった大きい買い物をする時は関西人並みにとことん値切ります。
(実際に関西の人が値切っているのを見たことはないですが笑)
何か支障があるといけないので私が交渉したお店は公表しないでおきますが、
ここではY電機としておきます。
第一声が29万円だった液晶の松を、そのまま29万円で買ってしまう人もいると思いますが、
それではお店の思うツボです。
買う気を見せて「もう少し安くなりませんか?」と言うだけで、大抵あと1万円くらいは安くなります。
そしてさらに安く買うために利用したいのがネットショップです。
「あ、そういえばこれ、ネットだといくらで買えるんだろう?」
とわざとらしくスマホを取り出し、楽天やヤフーなどで販売されているなるべく安い金額を店員さんに見せます。
「ネットだといくらいくらで、ポイントもこれだけつくみたいですが、お店だとこの値段にはなりませんか?」
と聞くだけ聞きましょう。
かなりの確率で更に安くなる可能性大です。
ただし、実際の店舗はネットショップよりも経費がかかるので、ネットよりは安くなりにくいです。
ネットで安く販売されているのなら、最初からネットで買うのもアリだと思います。
ただし、大きい商品をネットで購入する際は、設置までしてくれるお店をなるべく選びましょう。
安いからといって設置無しの商品を購入すると室内への搬入および開梱、そして梱包材の処理も自身で行わなければいけません。
その手間を考えると、多少高くても「設置付」のお店で買った方が無難だと私は思います。
Y電機との交渉は決裂
ネットで「設置込み」のお店を探したところ、たまたま同じY電機のネットショップがありました。
ネットショップでの65X95Jの販売価格はピッタリ30万円でしたが、約4万6千円分のポイントが還元されます。
他に古いテレビのリサイクル料金(約4千円)が別にかかるので、
ネットでの実質的な金額は258,000円ということになります。
これをY電機の店員さんに見せたところ、
お店ではどう頑張ってもリサイクル料を含めて265,000円(ポイントなし)が限界だと言います。
お店で買った方が配送日時の交渉がしやすいので、2千円くらいの差ならその場で決めてしまおうと思っていましたが、
さすがに7千円の差は大きいので、ここでY電機で買うのは諦めることにしました。
そして「ネットで買ってもいいや」と思いながらも、自宅に戻る途中で他の電器屋にも2軒ほど寄ることにしました。
結果的にネットよりも安くお店で買えた
その2軒のうちの1軒目は、先ほどと同じY電機の別の店舗でした。
さっきと同じようにネットでの販売価格を伝えてみましたが、こちらのお店で提示された金額は29万円ちょうどでした。
それ以上は1円も安くできないと言います。
同じ電器屋でも店舗によって2万5千円も開きがあるので、やはり1軒のお店で決めずに複数まわってみるべきだなと改めて思った次第です。
そして2軒目に寄ったのが、J電機というお店です。
こちらでは最初のY電機の金額(265,000円)を伝えてみたところ、
なんと264,000円で頑張るというではありませんか。しかも完全5年保証付です。
Y電機は保証が6年ついているものの、4年目以降は修理代のみ無料で、部品代と出張料は客側の負担になります。
つまりY電機の満額保証は3年間だけなんです。
長期保証は電器店によって保証内容が様々なので、購入する前にきちんと確認した方がいいと思います。
さらにJ電機では、PayPayで支払うことによって5千円分のボーナスがもらえて、他にもポイントを約2,500円分つけてくれました。
つまり完全5年保証がついて、ネットより安い実質256,500円で買えたので結果オーライです。
《2023年9月追記・お得情報》
私が購入した2021年モデルのXRJ-65X95Jですが、現在も販売されていて価格は最安21万円前後です。
2022年モデルが最安28万円前後なので、2021年モデルは現在お買い得かもしれません(2023年9月時点)。
下の「~で見る」を押すと各ECサイトのXRJ-65X95Jが出てくるので、よろしければ確認してみて下さい。
設置してもらった65型のブラビア
そして配送当日です。
写真を撮るのを忘れていましたが、65型の外箱はかなり巨大だったので、設置してもらってやはり正解だったと思いました。
こちらが設置してもらったXRJ-65X95Jです。
本体の幅が約145センチで、これまで使っていた52型の幅が約125センチだったのでかなり大きくなった印象です。
↓前のブラビア(52型)
こうやって見比べると、この10年でテレビの枠がずいぶん細くなりましたね。
ちなみに室内に運び込む際は、テレビの外箱を上下逆さにしてました。
その理由は、65X-95J(たぶん他の機種も一緒)は設置前にテレビの脚を取り付ける必要があるので、
脚を付けてから「よいこらしょ」と配送員の方2人で本体をひっくり返してました。
脚の高さは2段階から選べます。
10年前と比べてテレビが進化していた点
今は当たり前なのかもしれませんが、10年ぶりにテレビを買って私がビックリしたのは次の2つです。
Wi-Fi(ワイファイ)がついていた
リモコンに動画配信サービスのボタンがついていた
Wi-Fi(ワイファイ)がついていた
電器屋で「え?今のテレビってWi-Fiがついてるんですか?」と言ったら店員さんに苦笑いされました。
なんせ前のテレビで福山雅治さんのオンラインLIVEを見たときは、わざわざ3メートルのHDMIケーブルを買ってきてテレビとパソコンを繋いだくらいです。
これからはわざわざケーブルで繋がなくてもYouTubeなどの動画がテレビで見れるのですね。
ちなみに我が家はNURO光というインターネットサービスに加入しています(こちらもSONY系列です笑)。
NURO光は
- ONU(ルーター機能付き)の貸し出し無料
- ウィルスソフトも無料
- 加入時には45,000円のキャッシュバックあり
という高速のインターネットサービスです。
NURO光に加入してからすでに7年が経ちますが、非常に快適に使えてます。
↓NURO光のルーター内蔵ONU(ソニー製NSD-G1000T)
たとえば4K動画の再生には、約25Mbpsの速度が必要ですが、
我が家はWi-Fiでも500Mbps以上の速度が出ています(環境によって速度は変わります)。
速度の遅いインターネットサービスを利用されている方は、テレビの購入と同時に快適なNURO光はいかがでしょうか。
NURO光のサービス提供エリアは現在21都道府県です。
サービス提供エリアにお住まいかどうかは、NURO光の公式サイトでご自宅の郵便番号を入力すると確認できます。
↓45000円のキャッシュバックあり↓
リモコンに動画配信サービスのボタンがあった
そしてリモコンに動画配信サービスのボタンがついていたのにはビックリです。
ほとんどが有料動画配信サービスのボタンですが、
「ソニーはそれぞれの会社から、いったいいくらずつ貰っているのか?」とかといらぬ心配さえしてしまいます。
しかし「せっかくボタンがあるのだから、動画配信サービスも試してみたい」と思うのが人の子じゃないですか。
こちらから申し込みや無料お試しできます(スマホなどで申し込んでIDとパスワードをテレビに入力すると視聴できます)↓
VOD | hulu | NETFLIX | U-NEXT | prime video | ABEMA |
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とりあえず私は、31日間無料のU-NEXTを試しました。
U-NEXTは1ヵ月あたりの利用料金が2,189円(1日あたり73円)と他のサービスよりも値段が高いですが、
コンテンツが24万本以上あって、新作も多めです。
スマホやタブレットを使って外出先でも見れたり、家族や仲間と最大4人で利用可能です(4人だと1ヵ月あたり1人547円)。
また、毎月もらえるポイントは映画のチケットと交換※できたりと、サービス内容を考えるとそれほど高くありません。
※毎月1200Pもらえて、1500Pで1名分の映画チケットと交換できます。
最初はお試し期間でやめるつもりでしたが、結局そのままU-NEXTに加入しました。
▲U-NEXTはポイントを使って「NHKオンデマンド」も視聴可能です
↓31日間無料お試しできます↓
最後に
というわけで、今回は11年ぶりに買ったテレビについて書いてみました。
少しでも「これからテレビを買うよ(買うつもり)」という方の参考になっていれば幸いです。
「65型って相当デカいんじゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんが、
今回のテレビを買うまで52型を使っていた私としては、わずか13インチの差なので残念なことにすぐに慣れてしまいました(65型の幅は約145センチ)。
たぶん20~30インチくらい一気にアップすると、しばらくの間は大きさを満喫できるのかもしれないですが。
ちなみに65型が我が家のリビングには限界といっておきます。
コメント
テレビ買うときついてきて欲しい(´∀`)
値切り方を旦那さんに見せて勉強させねば^ ^
ココさん、コメントありがとうございます。
無理して値切る必要はありません。
設置ありの通販で買いましょー( ´∀`)b
値切れば大抵1万円位安くなるとは知りませんでした。
なんでも、言ってみるものですね。
土偶のどっ子さん、コメントありがとうございます。
大きな電化製品はぜったい値切った方がいいです。
面倒でなければ電器屋を何軒かまわって、ぜひ値段交渉してみて下さい(^_^)