こんにちは、ikuzo(いくぞう)です。
高圧ガス製造保安責任者の資格は“甲種機械、乙種機械、丙種化学特別”の3つを持ってます。
今回は年に一度、11月の第2日曜日に行われる
「高圧ガス製造保安責任者試験」当日の様子や心構えについてお話ししようと思います。
初めて高圧ガスの国家試験を受ける方は、これを読んで試験当日をイメージしたり、心の準備をしておいて下さい。
高圧ガスの国家試験当日は9時までに会場へ
高圧ガスの国家試験は午前9時半開始です。
遅くても9時までには試験会場(教室)へ入るようにしましょう。
会場によってまちまちかもしれませんが、
以前8時ごろ会場に着いたら、教室にカギがかかっていて入れないことがありました。
教室が開いた8時半まで廊下や階段でたくさんの人が待っていたので、
会場(教室)へは8時半~9時に到着するのがベストだと思います。
また、私が最初に乙種機械の一発試験を受けたときに感じたことですが、
会場の最寄り駅に着くと溢れんばかりの受験者がいて、
みんなすごく頭がよさそうに見えたのには、正直ビビりました。
「こんなに頭よさそうな人たちが受験するのに合格率20%※ってヤバくね?」
なんて思いましたが、まったく気にしないで下さい。
後述しますが、会社からの命令でほとんど勉強しないで受験に来てる人もけっこういますから。
※3科目を受験する高圧ガス製造保安責任者の一発試験の合格率は例年20%前後です。
国家試験当日の持ち物
試験当日の持ち物
写真を貼った受験票(写真は受験の申請前の6ヵ月以内のもの)
電卓(関数電卓は禁止)
黒鉛筆、またはシャープペンシルと消しゴム
筆記用具で私のおすすめはこれ!
「プレスマン」(税込220円)
出典:プラチナ万年筆
試験って意外に力が入りすぎて、普通のシャーペンだと芯がバキボキ折れることも(私だけ?)
「プレスマン」は昭和の時代から売られている超ロングセラー商品です。
芯は0.9mm、そしてバネが内蔵されているので滅多なことでは芯は折れない!
私も長年愛用しているおすすめ品です。
0.9mmなので0.5mmのシャープペンのほぼ倍の速度でマークシートが塗りつぶせます。
そして何せ、耐久性がすごいんです。10年、20年使っても壊れたことがありません。
お近くの文房具屋さんなどに置いてあると思いますので、
まだ使ったことのない方は、よろしければ一度使ってみてください。定価220円です。
文房具屋さんになかったり、探すのが面倒という方は通販でどうぞ↓
お昼ごはんはコンビニなどで買っていくのがおすすめ
試験当日のお昼休みですが、
2科目めの「保安管理技術」の試験時間をフルに使うと、お昼休みは実質30分くらいしかありません。
外でゆっくり食べてるヒマもありませんし、試験会場のそばにコンビニや売店があっても混むことが多いので、
試験前にお昼ごはんは買っていくことをおすすめします。
そのお昼ごはんは、3科目めの「学識」で頭をフル回転させるためにも、
腹5~6分目くらいに抑えておいた方がいいと思います。
そして頭を使う時は甘いものをとるといいので、私のおすすめはこれ!
ブラックサンダー!!
単に私が好きなだけですが(笑)、コンビニなどで30円ちょっとで売ってます。
お昼休みは、こんな甘いお菓子といっしょにあったかい飲み物でも飲んで少しリラックスしましょう。
高圧ガス製造保安責任者試験の合格率が20%のワケ
試験当日は万一遅刻しても、10時までに教室に入れば受験できます。
また、各科目で試験開始から30分が経過すれば退室可能です。
ただ、真面目にやったら試験は30分ではまず終わりません。
30分で退室する人はよほど自信があるか、試験を捨ててる人のどちらかです。
私はこれまで乙種1回と甲種を5回受けてきましたが、
受験者の半分くらいは試験開始後30~40分で教室を出てしまいます。
たぶんその人たちは会社の命令で受験に来ていて、あまり勉強していない人たちです。
マークシートなので、偶然合格できる可能性はもちろんありますが、そんなラッキーな人はまずいないでしょう。
高圧ガス製造保安責任者試験の合格率が20%前後と低いのは、
あまり勉強せずに「受かればラッキー」ぐらいの考えで受験している人が多いからだと思います。
仮に試験開始後30~40分で教室を出る人が全体の半分くらいいるとして、
受験者全体の合格率が20%なら、真面目に勉強している人の合格率は40%くらいになります。
合格率はその年によって10%~30%くらいと変動はあるものの、
ちゃんと勉強すれば一発試験の合格率はそこまで低くないと思います!
(甲種を4回落ちている私が言っても、説得力があまりないですが…)
試験時間はあっという間
高圧ガス製造保安責任者の試験は法令が60分、保安管理技術が90分、学識が120分ですが、
真面目に試験を受けると信じられないくらい時間のたつのが早いです。
特に甲種の学識は記述式ということもあり、私の場合は2時間あっても毎年試験時間が足りないくらいでした。
そして早めに試験が終わっても、
退室しないで時間ギリギリまでねばって問題と解答用紙を見直しましょう。
意外とくだらない問題にひっかかってる可能性もありますし、試験時間中に何かを思い出すかもしれません。
なんせ年に1度しかない試験です。とことんねばっていきましょう!
マークシートはどちらかで迷ったら最初に選んだ方で
みなさんすでに問題集をやっていてご存知だと思いますが、マークシートの問題は1問につき文章が3つ~5つでてきます。
その3つ~5つの中から合ってる文章の組み合わせを選ぶんですが、
そのうち1つか2つが難しくて迷うことが多いんですよね。
マークシート問題は最初に一通りさっと目を通して、
「これは明らかに合ってるぞ!」と思う文章には○、「絶対に間違ってる」と思う文には×、
○か×か判断できない問題はひとまず飛ばして後からやるのがおすすめです。
試験終了間際まで「えー、どっちにしよう!?」と迷う問題があったら、
最初に「こっちかな?」と思った方を選ぶと私の経験上、6対4くらいで合ってることが多いです。
あとは「数の若い方」など、あらかじめ迷ったときに選ぶ方を決めておくのもいいかもしれませんよ。
試験問題は持ち帰れません
平成29年より不正行為厳格化のため、問題用紙の持ち帰りができなくなりました。
問題用紙は解答用紙といっしょに回収されます。
試験を途中退室する際に持ち出しできないのはまだ分かるんですが、
試験が終了しても問題用紙が持ち帰れないのは意味不明です。
もしかすると過去につじつまが合わない問題が出たことがあるので、
その対策としてKHKは証拠隠滅を図っているのかもしれませんね(笑)
そして教室から出る際も、自分が解答した番号をメモして持ち出すのも不正行為と見なされるそうです。
そのため試験翌日に発表される正解答番号で自己採点するには、
試験終了間際に自分の解答を計算機に入力して(たとえば12桁の計算機なら12問分の解答が記憶できます)、
残りは頭で記憶するしか方法がありません。
高圧ガス製造保安責任者試験 心構えのまとめ
試験会場へは8時半~9時に入るのがベスト
他の受験者がみんな賢そうに見えますが、それは気のせいです
持ち物は受験票、電卓、鉛筆もしくはシャープペンと消しゴム
お昼ごはんはあらかじめコンビニなどで用意していきましょう
「ブラックサンダー」などの甘いものがあるといいかも
試験が早く終わっても、ギリギリまで問題や解答を見直す
試験で迷ったら選ぶ方をあらかじめ決めておく
問題用紙は持ち帰れません
以上です。
試験当日は、これまでやってきたことがすべて出せるように頑張って下さい。
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