「京急線の踏切事故」なぜ大きいトラックが狭い道に入ってしまうのか

この先せまい トラック

こんにちは、トラックドライバーのikuzo(いくぞう)です。

 

2019年9月5日、京急の列車とトラックが衝突してトラックの運転手さんが亡くなり、列車の乗客も多数ケガをされた事故がありました。

亡くなられた運転手さんには心よりお悔やみ申し上げます。また、お怪我をされた皆様にも心よりお見舞い申し上げます。

 

亡くなった運転手さんは狭い道に入り込み、踏み切り方向へ無理やり右折して立ち往生し、そのまま列車と衝突しました。

事故現場地図

運転手さんは荷物を積んだ出田町から千葉県成田市に向かう予定でした。

千葉へは国道15号線を東京方面に向かえばよかったはずなのに、何かしらの理由で国道1号線方面に走り、15号線を挟んだ反対側の狭い道に入り込んでいます。

 

私も意図せず狭い道に入ってしまったことが過去に何度かあります。

今回は大きなトラックがどんな状況で狭い道路に入ってしまうのかと、狭い道に入り込まないようにする対策についてお話しさせていただきます。

 

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ナビの案内通りに進んだら

カーナビ

市販のナビゲーションも車種(トラックや乗用車)や車の大きさを設定できる機種もあります。

しかし、だからといって過信は禁物です。

 

私がわりと最近買った乗用車(2015年登場の車)に初めからついていたナビでの話ですが、

目的地を設定してナビに案内されるまま進んでいると道がない所で「右に曲がれ」の指示がありました。

曲がる道がないのでそのまま直進すると、ナビはUターンさせて、またその道に向かわせようとします。

 

道を見落としたのかな?

といま来た道を戻り、今度は見落とさないようにゆっくり走ったら、その道はなんと歩行者専用の遊歩道でした。

昔はよくあった話ですが、メーカー純正の今時のナビでも、こんなことがあるんだなと少々驚きました。

 

なので、設定をトラックにしたからといって安心してはいけません。

ちなみに京急との事故を起こしたトラックにナビは付いていなかったようです。

 

私の乗っているトラックにもナビはついていませんが、ナビ自体あまり信用していません

乗用車のナビも、せいぜい目安とか参考程度に使っているだけです。

私の設定方法が悪いのかもしれませんが、ナビには何度か変な道を案内されてますので。

 

昔ながらのドライバーには、やっぱり地図が一番しっくりきます(笑)

自分自身でルートを決める時は、小さなナビやスマホの画面よりも、やはり大きい地図の方が頼りになります。私の場合ですが。

ドライバーの判断ミス

幹線道路が大渋滞している時に、時間指定のある荷物を積んでいると、焦って裏道に入り大失敗することがあります。

裏道はナビや地図で探しますが、地図にわりと広めに表記してある道だと、

大型トラックでも抜けられるだろう」と勝手な判断をしてドツボにハマったこともあります。

 

また3桁の国道(200~300番台)などで、「国道だから通れるだろう」という思い込みで入っていくと、想像を絶するような道だったこともありました。

階段国道

写真は青森県の階段国道

 

地図では道が広そうだったが、想像したよりも狭かった

広い道だけど、ほんの一ヶ所だけ狭くて通り抜けできない

道はそこそこ広くても、トラック同士すれ違うのが困難で、通り抜けるのに時間がかかった

なんて道があります。

「広そうだ」「通れそう」などの勝手なドライバーの思い込みが原因なんですが、可能であれば予め地元のドライバーにどんな道かを尋ねることにより回避できます。

 

また自分が行く方向から自分と同じサイズのトラックが走ってくれば、ひと安心でしょう。

向こうから同じサイズのトラックが来る=自分も抜けられる

ということですが、ただ単にそのトラックの会社がすぐ先にあって、さらにその先はとてつもなく狭いなんてこともよくあります。

 

今回の踏切事故を起こしたトラックも「道が広そうだから、国道1号線に抜けられるだろう」と思って進入したものの、

途中で高さ制限の場所があり、やむを得ず迂回したのが事故の原因になってしまったような気がします。

認識違い・道を間違える

標識

他の運転手や積み降ろし先の方に道を教わると、教える方がうろ覚えだったり、教わる方が間違った捉え方をしてしまうことがあります。

乗用車なら道一本間違えても修正して元の道に戻るのは容易いことですが、大型トラックは少しでも道を間違えるとにっちもさっちも行かなくなることがあります。

 

教わっても過信せずに少しでも違和感があったら、こっそり他の人にも聞いてみる(もっといい道を教えてもらえるかもしれない)、

または自分でもう一度地図を見て確認するなど、念には念の心構えが大切です。

 

過去にとてつもない道に入り込み、大型トラックで数百メートルをバックしたこともあります。

こんなに苦労するなら、もっと下調べをしとけばよかったと猛省しました。

 

ただ、救われるのは大型トラックが困っていると、その場にいる乗用車の方や歩行者の方は手助けしてくれるんですよね。

乗用車は道の端によけてくれたり、場合によっては脇道に入ってくれたり、交通整理してくれた歩行者の方もいらっしゃいました。

その節は本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

配車担当者は信用できるか?

いいね!

最後はこれです。

たとえば4トン車で仕事の依頼がきているのに、空いている4トン車がないと適当な運行管理者(配車係)は勝手に大型車に切り換えたりします。

大型車のドライバーは疑うこともなく荷物の積み先に向かいますが、何やら途中から道が狭くなり雲行きが怪しくなってきます。

 

四苦八苦して、どうにか積み先に到着すると先方の方から「こんなデッカイ車で来たの!?」と言われます。

そこでようやく事態を把握して配車係に文句の電話をすると、配車係は笑ってごまかします。

今通ってきた狭い道をまた戻るのかと思うと、荷物を積んでいる間も憂鬱なんですよね。

 

配車係を信じた自分がバカだったと言われればそれまでなんですが、信用できる配車係かどうかを見極めることが大事です。

何回か裏切られたら、配車係は信用しない方がいいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ナビが案内しているから安心だろう

地図で見ると広そうだから通れるだろう

知ってる人が教えてくれたから間違いないだろう

配車係が指示したことだから大丈夫だろう

と、その「だろうが仇になることは人生多々あります。

 

結局、「信じられるのは自分だけ」の精神で念には念を入れて道路は慎重に選択しましょう。

今の時代、地図やGoogle ストリートビューがPCやスマホでなんぼでも見れますからね。

(談:過去に何度も失敗したドライバー)

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