【もし自分の車が暴走したら】運転手にできる5つの手段

運転 交通

平成31年4月19日、高齢者(87)の運転する車が赤信号を無視して暴走し、横断歩道を自転車で渡っていた31歳のお母さんと3歳の女の子が死亡するという痛ましい事故が起きました。

ほかにも、運転していた高齢の男性と同乗者の妻を含む10人の方が、けがをしています。

 

子供が2~3歳というのは、親や周りにとっては可愛くて可愛くて仕方のない時期ではないでしょうか。

そんな時に、

お母さんと女の子が、まだ行かなくてもいい天国へ旅立ったこと…

この世に残されたお父さんのこと…

未来のあったこの家族のことを思うと、胸が張り裂けそうになるくらい切ない事故です。

 

現場では、ごみの収集車が横倒しになっている場面がテレビに映り、衝撃の凄まじさを感じさせられました。

運転していた高齢の男性は事故後、「アクセルが戻らなくなった」と話していますが、その後の調査ではアクセルとブレーキの両方に異常は見つかっていません。

事故の直前からアクセルを踏み続けたとみられています。

このやり切れない事故を防ぐことはできなかったのでしょうか。

 

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高齢者だけとは限らない

今回の事故は、

  • 判断力の衰えた高齢者が意図せずアクセルを踏み続けたこと
  • 暴走した車を止めようとしなかった(できなかった)こと
が主な原因です。

結論からいうと、こんな車が街の中を走ったら大なり小なり悲惨な事故が起きるのは避けられないでしょう。

 

とかく初心者や高齢者のドライバーは、突発的な事象が起きると特にパニックになりがちです。

今回の事故は高齢者に多いアクセルとブレーキの踏み間違いとされていますが、その一方でアクセルに絶対異常が出ないとも言い切れません。

もし我々が運転中、本当にアクセルが戻らなくなったとしたら、どのように対処すればよいのでしょうか?

万一、アクセルが戻らなくなったら

ブレーキを踏む

事故を起こした男性は、ブレーキを踏んでいるつもりでアクセルを踏み続けていたようです。

もし、アクセルが戻らない状態でもブレーキを踏めば必ず減速します。

ブレーキを踏んでいるのにスピードがまったく落ちないようであれば、99%アクセルとブレーキの踏み間違いです。

アクセルとブレーキが、両方同時に異常が起きるとは考えにくいからです。

ギアをニュートラル《N》に入れる

車はエンジンや電気の動力をタイヤに伝えて走ります。

AT車では、《D》(=動力が伝わる)に入れて走行しますが、《N》に入れると動力がタイヤに伝わらなくなります。

そのため、《N》に入れて動力源の伝達を切ってしまえば、下り坂以外では車のスピードは落ち始めます。

パーキングブレーキ使う

運転席の左横にある手で引くタイプ(サイドブレーキ)もありますが、今は左足で踏むタイプのパーキングブレーキが主流です。

通常使っている右足で踏むブレーキよりも制動力は落ちますが、緊急時には多少役に立ちます。

なお、高級車などに装備されている電動のパーキングブレーキは車速0km/h時にしか作動しないようにできています。このため、緊急時に使うことはできません。

ガードレールなどに車を擦りつける

かなり勇気のいる行動ですし、咄嗟にその判断も難しいと思いますが、いざとなったら車よりも人命第一だと思って下さい。

縁石やガードレールなどに車を擦りつけてスピードを落とすのも一つの方法です。

クラクションを鳴らす

今回の池袋の事故では、運転手は最初のガードパイプ(のちにガードパイプ下の縁石と判明)に接触した時点で気が動転し、運転をほぼ放棄しています。

事故時は100km/h以上出ていたようですが、仮に100km/hとすると1秒間に進む距離は約28mです。

そんなスピードの車を避けるのは、至難の技だと思います。

しかし、自身の車両の緊急事態を知らせるクラクションを鳴らしていれば、最悪の事態を免れることはできたかもしれません。

今回のまとめ

もし自分の車が暴走したら、

  1. ブレーキを踏む
  2. ギアを《N》ニュートラルに入れる
  3. パーキングブレーキを使う
  4. ガードレールなどに車を擦りつける
  5. クラクションを鳴らして異常を知らせる
 
1~4の方法で車を止めたのちにエンジンを切ります。

暴走中にいきなりエンジンを切ると、パワステが作動しなくなるので車のコントロールが難しくなるうえにブレーキも効きにくくなります。

ブレーキを踏んでも全くスピードが落ちないようであれば踏み間違いの可能性が高いので、思い切ってブレーキペダルから足を離してみて下さい。

 

このように万一自分の車が暴走を始めても、ドライバーにできることは沢山あります

アクセルが戻らないなど、まずありえないことですが何事も過信は禁物です。

日頃から様々なトラブルを想定しておき、いざという時には咄嗟の判断ができるように心掛けたいものです。

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