こんにちは、ikuzo(いくぞう)です。
私が子供だったころ、我が家では玄米を食べていました。
その生活が6~7年続いたんですが、来る日も来る日もひたすら玄米だったんです。
少年時代の私にとって少しも美味しくなかった玄米・・・
ある日母親に「なんのために玄米を食べるんだ?」と尋ねてみると
「それはあなたたちの将来のためよ」と言われました。
あれから40年たった今、たしかに血圧がやや高い以外は体に悪いところはありません。
酒をあびるように飲んでも肝臓は正常だし(関係ないか)、
もしかしてこれは玄米のおかげなんでしょうか、お母様。
しかし最近になって玄米を食べてみたところ
「あれ、不味くないぞ!」というより「美味い!」と感じたんですね、これが。
「玄米が美味しくなったのか、それとも自分の味覚が変わったのか…」と
よくよくパッケージを見てみるとただの玄米ではなく、
「発芽玄米」と書かれているではありませんか。
調べてみたら「玄米」と「発芽玄米」は、ほぼ別物ということが分かりました。
今回は玄米と発芽玄米の違いと、
ついでに白米と胚芽米も合わせて、この4つは何が違うのかを皆様にも紹介したいと思います。
白米、胚芽米、玄米、発芽玄米の違い
田んぼで稲刈りをして実の部分を脱穀(茎から実を外す作業)したものが「籾」、
そこから籾殻を除去したものが「玄米」です。

「発芽玄米」は、玄米に水を与えて、胚芽をわずかに発芽させたお米のこと
「胚芽米」は、玄米から糠層を削って胚芽を残したお米
「白米」は、玄米から糠層も胚芽も取り除いたお米のことです。

白米、胚芽米、玄米、発芽玄米の栄養価
白米、胚芽米、玄米、発芽玄米の栄養素のうちいくつかをグラフで比較してみました(可食部100gあたりの栄養価)。
栄養価が高いのは糠層のある「玄米」と「発芽玄米」です。
「発芽玄米」は胚芽が発芽することにより、玄米よりも増える栄養素と減る栄養素があります。
「胚芽米」と「白米」は糠層を取り除いているぶん食べやすくなりますが、栄養価は低くなります。
可食部100gあたりの栄養価
栄養素 | 白米 | 胚芽米 | 玄米 | 発芽玄米 |
エネルギー | 342kcal | 343kcal | 346kcal | 339kcal |
たんぱく室 | 6.1g | 6.5g | 6.8g | 6.5g |
脂質 | 0.9g | 2.0g | 2.7g | 3.3g |
食物繊維 | 0.5g | 1.3g | 3.0g | 3.1g |
炭水化物 | 77.6g | 75.8g | 74.3g | 74.3g |
ナトリウム | 1mg | 1mg | 1mg | 3mg |
カリウム | 89mg | 150mg | 230mg | 160mg |
カルシウム | 5mg | 7mg | 9mg | 13mg |
マグネシウム | 23mg | 51mg | 110mg | 120mg |
リン | 95mg | 150mg | 290mg | 280mg |
鉄 | 0.8mg | 0.9mg | 2.1mg | 1.0mg |
亜鉛 | 1.4mg | 1.6mg | 1.8mg | 1.9mg |
銅 | 0.22mg | 0.22mg | 0.27mg | 0.23mg |
マンガン | 0.81mg | 1.54mg | 2.06mg | 2.07mg |
ビタミンB1 | 0.08mg | 0.23mg | 0.41mg | 0.35mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.03mg | 0.04mg | 0.02mg |
ナイアシン | 1.2mg | 3.1mg | 6.3mg | 4.9mg |
ビタミンB6 | 0.12mg | 0.22mg | 0.45mg | 0.34mg |
葉酸 | 12μg | 18μg | 27μg | 18μg |
パントテン酸 | 0.66mg | 1.00mg | 1.37mg | 0.75mg |
ビオチン | 1.4μg | 3.3μg | 6.0μg | – |
玄米と発芽玄米を食べ比べた感想
食べてみたのはレンジでチンできる「玄米」と「発芽玄米」です。
「玄米」も大人になって食べてみるとそれほど不味くはないですが、
「発芽玄米」は胚芽が発芽しているぶん糠層が柔らかくなっているので、
「発芽玄米」の方が食べやすく甘味があって美味しかったです。
私の感想として「発芽玄米の底力」という商品は、おかずなしでも美味しく食べることができるレベルでした。
そのあと普通のごはんを食べたら逆に物足りなさを感じたくらいです。
今回試してみた「発芽玄米の底力」の詳しいレビューはこちらです↓

最後に
というわけで今回は4つのお米、特に玄米と発芽玄米を比較してみました。
文中にはあまり出てきませんでしたが、我が家は6、7年玄米を食べたあとで、胚芽米を食べていた時期もありました。
子供たちの「玄米やめろー」のブーイングに母親がついに根負けして胚芽米に代えた次第です。
胚芽米は玄米に比べて栄養価は少ないですが、「プチプチ感のある白米」といった感じで、
玄米地獄に苦しんでいた私にとって、まさに「救いの神」のような存在でした。
しかし、玄米にせよ胚芽米にせよ、子供の健康を考えて食べさせてくれた母親には感謝あるのみです。
今ある健康は玄米を食べさせてくれた母親のおかげだと思ってます。
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